私、松井こうじは今の小泉内閣の掲げる改革について、全面的に否定するものではありません。しかし、私自身が17年半の役人生活で経験してきましたが、ここ10年間あらゆる政権が改革を口にしてまいりました。そして、あらゆる政権がその改革を道なかばにして、倒れてきたと言っても言い過ぎではないと思います。
誰が改革をさまたげてきたか?
誰が改革を道なかばで、失わしめてきたのか、その答えはもう皆さまに改めて申すまでもないと思います。自民党を中心とした「族議員の政治」、利権やしがらみにまみれた政治、そして残念ながら、私自身が所属していた中央官僚の組織、そうしたものが革命をはばんできたということは明らかでしょう。
小泉改革は骨抜きに
小泉さんの改革の基本方針、多くの政策については、私自身が長い間提案してきた政策の柱も含まれています。何としても自民党と民主党という党の壁を超えても実現してゆきたい。そんな改革もあります。
しかし、このひと月の流れをみてください。その小泉さんの改革ですら、もう既に、官僚組織の抵抗にあい、自民党の抵抗勢力にあい、その骨抜きのきざしが見え始めています。
最初の間には、もっと切迫した主張があった。そうした政策項目が、いつのまにか、「あり方を検討する」というおなじみの官僚得意の表現に変わってきているものも多数あります。
本当に改革ができるのは誰か?
本当に誰が改革をするのか、自民党が本当に改革をするのか、我々、民主党の、若き民主党の改革派が改革するのか、今それが問われているのです。
私たちは今、改革の痛みを恐れず、真の改革勢力は誰なのか、そのことをとにかく京都府民の皆さまの前に明らかにしていかなければいけません。
ノーネクタイで皆さんと共に
私、松井こうじは、17年半役人生活をやっていましたが、もうそのシンボルであったネクタイとかスーツは脱ぎ捨てました。ご覧のとおりの姿です。足にはスニーカーをはいています。
一人の国民として、一人の京都府民、京都市民として、皆さんの中に入って、本当に国民の方々が、望んでおられる改革を実現していきたい。そんな思いで日々活動しています。
いつも皆さんから、言われるのは、もう自民党がどうこう、民主党がどうこうと言うんじゃなくって、本当に私たちの暮らしをよくして欲し、経済を良くして欲しい、。そして、政治をフェアーなものにしてほしい。そういう言葉を私の耳で、実際に歩いて、この数ヶ月ずっと聞き続けてきました。
この広い京都府内を、これだけ多くの皆さんの支援を受けて、そして今日はおいでではないけれども、人生の大先輩や、10代20代の、若者の声までを聞き、とにかく私の人生を賭けて、この国の政治を良くしていきたい。
そういう私自身が役所を辞めたときの初心を忘れることなく、駆け抜けていきたいと思います。
後世に恥じない政治を!
私は41歳です。人生80年したら折り返し地点に立った我々の世代が、そして、今私の息子は3歳です。いま横にいますけれども、この子どもたちの世代が、「あなたがたは何をしてくれたんだ?」と、10年後20年後恥じるような結果を残さないように、この5年、いや、1年2年を本当に恥じることのないような改革に費やしていかなくてはならない。そんな思いで一生懸命頑張ります。
この松井こうじ、まだまだ政治家としては半人前です。この松井こうじを一人前にして頂いて、本当に皆様のお役に立てるような、そういう人間になるために、どうか率直で厳しいお声を頂きますよう心からお願い申し上げます。
(2001年6月22日 事務所開きでの演説より)