平成十六年五月三十一日(月曜日)
午後一時開会
=委員長(鴻池祥肇君)=
ただいまから決算委員会を再開をいたします。
平成十四年度決算外二件及び休憩前に説明を聴取いたしました平成十四年度予備費関係三件を一括して議題とし、質疑を行います。
なお、本日の平成十四年度決算の質疑は締めくくり総括質疑でございます。
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省略
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=松井孝治君=
私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました平成十四年度一般会計予備費及び平成十四年度特別会計予備費の使用について承諾を与えることに賛成、平成十四年度特別会計予算総則第十五条に基づく経費増額について承諾を与えることに反対、平成十四年度決算に対し、その是認に反対するとともに、平成十四年度国有財産関係二件の是認に賛成、内閣に対し警告することに賛成する旨の討論を行います。
まず、予備費についてでありますが、平成十四年度一般会計の予備費においては、ハンセン病訴訟における和解の履行に必要な経費七十億円余などを使用しており、おおむね妥当と認めます。平成十四年度特別会計の予備費についても同様であります。一方、平成十四年度特別会計予算総則第十五条に基づく経費増額においては、ダム建設、道路事業などの公共事業を中心に、一般会計からの受入れを予算額に比して多額に増加させ、当該事業の経費を増額しておりますが、これは従来型公共事業の安易な増額につながるものであり、承諾することに反対であります。
次に、平成十四年度決算の是認に反対する理由を申し述べます。
第一の理由は、同当初予算が財政健全化や経済波及効果の観点から多くの問題を抱えた予算であり、反対したことであります。
第二には、税収決算値が当初見積りを大幅に下回り、小泉政権が骨太の方針で掲げた国債発行三十兆円枠が完全に破綻したことを指摘せねばなりません。
十四年度決算を見ると、税収は四十三兆八千三百三十二億円と当初予算より二兆九千八百二十八億円減少したのに対し、国債発行額は当初予算の三十兆円から三十四兆九千六百八十億円と五兆円近く増加しております。骨太の方針の目標は、初年度から挫折したのであります。これでは、現在政府が目標に掲げている二〇一〇年代初頭のプライマリーバランス黒字化も到底達成不可能と言わざるを得ません。
反対する第三の理由は、このような国債発行額の増大を招いた補正予算も、雇用失業対策、中小企業対策などセーフティーネットの構築は不十分、構造改革推進型公共投資も従来型公共事業を踏襲するものとなっており、真の雇用効果、経済的効果を生むものとならなかったことであります。
我が国の失業率は十三年度が五・二%、十四年度が五・四%と過去最悪を更新し続け、雇用の質を見ても不安定な非正規就業者の比率が高まり、十四年度を通じて国民の生活に対する不安は増大する一方でありました。十四年度の財政運営は、財政再建と経済対策の両面で失敗に帰したものであったと言うほかありません。
以上が十四年度決算の是認に反対する理由であります。なお、国有財産関係二件については、特段の問題が見られませんので賛成であります。内閣に対し警告することについては、適切な内容であり賛成いたします。
十四年度決算の審査が、十三年度決算に続き、提出された国会の会期内で終了したこと、また参考人質疑や自由討議を含む多様な議論が行われたことは、参議院改革の大きな成果であり、委員長以下関係各位の御尽力に敬意を表するものであります。
十四年度決算の審査結果の十七年度予算への的確な反映、さらに秋に提出が予定されている十五年度決算の審査が更に成果を上げ、国の財政の適正化、効率化につながること、さらに、委員会において各会派から指摘がありましたとおり、今後、参議院の決算審査機能が抜本的に強化されることを強く要望して、私の討論を終わります。
ありがとうございました。
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