またまた巨星堕つ


ドイツの名指揮者、ギュンター・ヴァント氏が215日亡くなりました。

 

昨年末の朝比奈隆氏の逝去とともに、

 

世界のクラシック音楽界を代表する二大巨星があいついで逝ってしまわれたことになります。

 

古き良きドイツ流のブルックナー、ブラームス、ベートーヴェンなどの交響曲を愛するものとして、痛恨の極みです。

 

私が接したギュンター・ヴァント氏の音楽では、

FMで接したN響とのベートーヴェンの第五、

実演で接したシカゴ交響楽団とのブラームスの第一が

 

圧倒的な名演として記憶に甦ります。

 

(シカゴでのブラームスはその後ライヴ録音でCDになりました。ヴァント氏は今ひとつ気にいていなかったとのことでしたが)

 

ヴァント氏が振るベルリンフィルや北ドイツ放送響とのブルックナーの交響曲のCDは、私の愛聴盤です。

 

もう10年ほど前だったでしょうか、

N響がヴァント氏を呼ぶ予定がキャンセルになったことがあります。

 

事務局の方に理由を聞いたところ、とてもではないが、

 

ヴァント氏が要求する練習時間をN響として確保できなかったのだとか。

 

惜しいことをしたものです。

 

技巧に走らず、骨太の音楽を作るのが、

 

朝比奈、ヴァント両氏に共通する素晴らしい特質でした。

 

しかし、そうした古風な音楽や練習は、もはや現代オーケストラの過密で合理的なスケジュールには収まりきらないものなのかもしれません。

 

ひとつの時代の終焉を感じさせる訃報でした。  

                                  合掌

 

追伸

私たち若手の政治家は、ともかくも新しい政治を求めますが、古きよき政治の足跡も探求して見なければなりません。

 

問題は、現役の政治家で探求に値する方々が、少ないということかもしれませんが。


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