京都新聞 朝刊2001.10.22
選択的夫婦別姓  
政論 2001 臨時国会

政府の男女共同参画会議の基本問題専門調査会が、選択的夫婦別姓に関する中間報告をまとめた。今年5月の世論調査で、初めて別姓賛成派が反対派を上回ったことを受け、「選択的夫婦別姓の導入を心から期待する」と結論づけている。一方で、導入に反対する意見も根強くある。
速やかに導入せよ

松井孝治

民主党幹事長補佐
参院京都選挙区

 もちろん賛成だ。

私が前にいた職場、旧通産省でも通称で別姓を名乗っていた人が多かった。

結婚して名字が変わると、これまでのキャリアとの連続性が途切れてしまう。そんな彼女たちの悩みを良く聞いた。

 例えば国際会議に招待されて行くと、招待状とパスポートの名前が違っていて混乱したり、こうした不都合から生じる社会参画への障害やコストを考えると、速やかに選択制度を取り入れるべきだ。

 「別姓では家族のきずなが失われる」という議論をよく聞くが、ヨーロッパはほとんど別姓制度を導入しているし、中国や韓国はもともと別姓が基本だ。

これらの国で家族制度が破たんしているかというと、そうではない。

むしろ心配なのは、子どもへの影響。

親と姓が違うことで、偏見からいじめなどの不利益を被る恐れがある。だがこれは、政府だけではなく学校や自治体も積極的に広報することで解消できる。

むしろ「家族とは何か?」をみんながあらためて考えるよい機会になるのではないだろうか。

 個人的には、別姓の導入は遅いとさえ思っている。そろそろ法案を出して議論すべきだ。

ただ周知徹底を図る意味で、公布から施行までは十分に時間をとるべきだろう。


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