厚労省職員、退職翌日天下り

~国家公務員法違反 取引関係企業に~

【2005年6月7日 讀賣新聞夕刊 掲載】


 厚生労働省を2003年に退職した職員が、国家公務員法などに違反して、
同省と取引関係があるコンピューター関連会社「シー・エス・エス」(東京都新宿区)に、
退職翌日に天下りしていたことが7日、分かった。

同法などは、所管官庁の大臣の承認がない場合は、
退職後2年間の関係企業への天下りを禁じているが、この職員は承認を得ていなかった。
厚労省は「制度の誤認があった」としている。

7日に開かれた参院決算委員会で民主党の松井孝治議員が取り上げた。
天下りしていたのは、厚労省職業安定局総務課の元副主任で、
2003年4月1日に同省を退官し、翌2日、シー・エス・エスに就職。
今年3月に同社も退職している。

これについて、人事院の佐藤壮郎総裁は同委員会で、

 「厚労省とシー・エス・エスの間には高額な契約関係があり、
  再就職で承認を得ていなければ、
  懲役1年以下、罰金3万円以下という刑事罰の対象になる。」

と指摘した。

同社は長年にわたり、同省所管の全国ハローワークに雇用情報オンラインシステムを
随意契約で納入しており、ここ数年は、同省発注分が売り上げの9割を占めている。

1986年度以降、厚労省OBの天下り役員は延べ19人、
一般社員にも29人が天下っている。

+-+-Copyright Koji Matsui Official All Right Reserve.-+-+