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参院決算委員会は7日、
各省庁のIT(情報技術)調達のあり方や特別会計の予算執行状況など9件について、
会計検査院に対し、国会法に基づく検査要請を出すことを決めた。
国会からの検査要請は、1997年に制度ができて以来、
98年と2000年に1件ずつしか行なわれていない。
不透明なIT調達や特別会計の無駄遣いの事例が次々と表面化する中、
国会が決算内容の検証に本格的に乗り出した形だ。
国会の検査要請は国会法105条に基づく制度で、要請があった場合、
会計検査院は検査を実施し、その結果を国会に報告することができる。
毎年の検査報告に掲載されるのは通常、検査院が不適切などとの指摘をし、
相手側である省庁などが認めた場合に限られるが、
国会から検査要請された事項については、こうした条件にあてはまらなくても
検査報告に盛り込まれることになっている。
今回、検査要請事項とされたのは、IT調達や特別会計のほか、
「先行して設立された独立行政法人の業務運営」
「ODA事業の執行状況」
など9件。
このうち2件は今秋までに、残りは来年秋までに報告するように求めた。
IT調達は、特定業者との随意契約を繰り返したうえ、
十分な検証もなく支出が行なわれた結果、
多額の無駄な支出が行なわれていた社会保険庁オンラインシステムなど、
各省庁で問題が判明した。
7日の決算委でも、民主党の松井孝治議員が
「2003年度の予算額は政府全体で約6000億円に上るが、決算はどうなっているのか」
とただしたのに対し、
会計検査院の森下伸昭院長は
「分からない」、
総務省の藤井昭夫・行政管理局長も
「把握していない」
と答えた。
特別会計を巡っては、実態を伴わない予算付けや電源開発促進対策特別会計での
多額の広報予算の計上などがわかり、「無駄遣いの温床」と指摘されてきた。
参院決算委は7日、03年度決算を自民、公明両党の賛成多数で承認した。
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