城南新報 2002528

身障者福祉…意識改革が必要

 

松井孝治参院議員
政策対話シリーズ福祉編

行政改革の専門家として国政で活発な活動を展開している松井孝治参院議員(民主党)は26日、宇治市生涯学習センターで政策対話シリーズ第1回福祉編を開き、集まった市民らとともに福祉の問題点を探った。

松井議員は当初、政治とは一線を画しての取り組みに…と企画していたが、会場には高齢者福祉の専門家である山井和則衆院議員、環境問題に詳しい福祉哲郎参院議員も来場。松井議員と友人関係にある社会福祉法人プロップ・ステーション理事長の竹中ナミさんを交えてパネルディスカッションを繰り広げた。

竹中さんは長女が重症心身障害児であったことから福祉や教育について独学で学び、福祉施設でのボランティアに携わるかたわらプロップ・ステーションを設立。91年には厚生大臣認可の社会福祉法人を取得した。

松井議員がコーディネーター、山井、福山両議員と竹中さんがパネラーを務めたシンポジウムでは、福祉施策について「役所に何かしてもらおうという考えではダメ。役人が動かざるを得ない環境を作らないと」と提案。山井議員も「今年改正された障害者雇用促進法では(全職員・社員のうち)、公的機関2.1%、企業1.8%の障害者を雇うように決められているが、全国平均は1.48%とまだまだ低い。月5万円の納付金を払ったほうが安いという経営者もいるほど…」と障害者福祉に関する現状を嘆いた。

竹中さんは「もうバリアフリーではなくユニバーサルな考え方での社会つくりが求められている。車いすを利用する人のために段差をなくすのではなく、全ての人が使いやすくするため平坦な道を造るという発想が必要」とし、役人だけでなく市民も意識を改革するように促した。


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