皆さん、こんにちは。
松井孝治です。
本日は、一昨日の日曜の午後、宇治市にて開催いたしました、
竹中ナミさん(ナミねえと呼んでいます)を招いての
第一回政策対話のご報告です。講演録

◆ナミねえは、
全ての人間が自分の持つ力を発揮して、社会を支えていける、
そんな社会作りを理想に掲げて、
神戸で社会福祉法人プロップステーションの理事長を
なさっています。
具体的には、
ナミねえは、チャレンジド(注)が IT を手段にして、
仕事をもって納税者になるための支援活動を行っておられます。
(注)ナミねえは「障害者」という言葉が嫌いで、
挑戦すべき課題をもった人々という意味で、
この言葉を使っておられます。
◆彼女の指導は、暖かくも厳しいもので、
チャレンジドに変な同情や特別扱いはありません。
あくまでチェレンジドであるかないかに関わらず、
仕事の内容で報酬を得られるように
いろいろな講習会を開いておられるのです。
自身が重度障害のお嬢さんを持った母親として、
さまざまな活動に携わられたナミねえは、
チャレンジドの方々がもつ素晴らしい潜在能力を、
実感するとともに、チャレンジドを「隔離」した場所で
「保護」するというこれまでの日本の行政の姿勢に疑問を持ち、
チャレンジドが真に自立をして、納税するというかたちで
社会に貢献できる、そんな社会を作るために
日夜がんばっておられます。
◆私が、ナミねえを心から尊敬するのは、
単に現在の政治家や官僚を批判するのではなく、
また、政治家や官僚に何かを「してもらう」発想ではなく、
彼らを(私たちを)働かせて、
世の中をこっちの方向に自分たちで動かしていこうという、
前向きのエネルギーに満ちておられることです。
◆セミナーの中で以下のようなやり取りがありました
(私の記憶の中のやり取りですので実際には少し違うと思います)。
松井:
・・・われわれ三人(山井議員、福山議員、私)も
今日は国会議員という立場を超えて、議論させてほしいんです。
ナミねえ:
いやいやそうではなくて、そう簡単に国会議員の立場を
捨てんといてほしいんです。
政治家は政治家として、お役人はお役人として、
それぞれの立場で、是非がんばってほしいんです。
皆さんにしかできないことがあるんですから。・・・
◆これには完全に一本とられました。
そのとおりです。
こういうやりとりがナミねえの真骨頂なのです。
◆彼女の周りには、
改革の志に共鳴する、民間経営者、知事、国会議員、
官僚などがたくさん集まっていますが、
彼女は、私が知る限り、こうした人々に接するときも、
また、チャレンジドに接するときも、ほとんど同じ態度です。
◆セミナーが終わったあと、40人余りの方が残こられて、
小一時間ほど茶話会を催しました。


ナミねえと山井さん、そして私も混ざって、
本音の質疑応答を行ったのですが、その最後のほうで、
チャレンジドとして参加されたある女性が発言されました。
その方が、一生懸命しゃべっておられたとき、わたしなどは、
情緒的な感情でいっぱいになっておりました。
でも彼女へのナミねえの答えとアドバイスは、
口調も内容も、例えば私に話しかけるのと全く同じだったのです。
あっけらかんとして、でも、しっかりと励ましておられました。
◆セミナー終了後、ナミねえを京都駅まで送って行く途中で、
「なんでこんなに忙しいのにいつもそんなに元気なんですか」と
質問をしましたら、彼女の答えは、
「私は、皆さんにしゃべりかけていると、
皆さんからパワーをもらえるんですよ。
だからしゃべる前よりそのあとの方が元気になるんですよ」
とのことでした。
◆でも、パワーをもらったのは
私や山井さんも含めて会場にいたみんなでした。
◆100数十名の参加者のうち、半分くらいの方が
アンケートに答えてくれて、
一通の例外もなく皆さん、中身に大満足
(会場の立地や運営などについてのご批判はありましたが)。
アンケートに答えてくれた人のうち半分以上の方が
コメント欄にぎっしりと感想を書き込んでくれました。
◆早速、ナミねえと交渉し、6月の半ばには、山井さんともども、
有志で、六甲アイランドのプロップステーションに
見学に伺うことにいたしました。訪問報告
◆ナミねえ、そして今回のセミナーを支えてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
今回のセミナーの模様は、いずれ、
私と山井さんのホームページに何らかの形で
アップさせていただきたいと思っています。
今後も、こうした形式で、継続的に政策対話集会を
持ちたいと思います。
■次回の政策対話は、
7月19日の午後6時から烏丸丸太町の
ハートピアにて、
船井幸雄先生を講師にお招きして行います。
◆なお、今回は入場無料にし、
会場経費など皆さんのカンパで賄わせていただきましたが、
次回以降は、当日会場にて一定の入場料を頂戴し経費にしたいと
考えております。
ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
今後のテーマや運営について皆様のご意見を歓迎いたします。
=================================================
●京都から、この国のかたちを変える。●
第55幕 2002.5.28(火)発行
(配信数:1338部)
|