●京都から、この国のかたちを変える。●

                  第54幕  2002.05.28(火)                 目次へ  ホーム

     「ナミねえからパワーをもらう」
  皆さん、こんにちは。
  松井孝治です。

  本日は、一昨日の日曜の午後、宇治市にて開催いたしました、
  竹中ナミさん(ナミねえと呼んでいます)を招いての
  第一回政策対話のご報告です。講演録


◆ナミねえは、
  全ての人間が自分の持つ力を発揮して、社会を支えていける、
  そんな社会作りを理想に掲げて、
  神戸で社会福祉法人プロップステーションの理事長を
  なさっています。

  具体的には、
  ナミねえは、チャレンジド(注)が IT を手段にして、
  仕事をもって納税者になるための支援活動を行っておられます。

 (注)ナミねえは「障害者」という言葉が嫌いで、
    挑戦すべき課題をもった人々という意味で、
    この言葉を使っておられます。

 ◆彼女の指導は、暖かくも厳しいもので、
  チャレンジドに変な同情や特別扱いはありません。
  あくまでチェレンジドであるかないかに関わらず、
  仕事の内容で報酬を得られるように
  いろいろな講習会を開いておられるのです。

  自身が重度障害のお嬢さんを持った母親として、
  さまざまな活動に携わられたナミねえは、

  チャレンジドの方々がもつ素晴らしい潜在能力を、
  実感するとともに、チャレンジドを「隔離」した場所で
  「保護」するというこれまでの日本の行政の姿勢に疑問を持ち、

  チャレンジドが真に自立をして、納税するというかたちで
  社会に貢献できる、そんな社会を作るために
  日夜がんばっておられます。

 ◆私が、ナミねえを心から尊敬するのは、
  単に現在の政治家や官僚を批判するのではなく、
  また、政治家や官僚に何かを「してもらう」発想ではなく、

  彼らを(私たちを)働かせて、
  世の中をこっちの方向に自分たちで動かしていこうという、
  前向きのエネルギーに満ちておられることです。

 ◆セミナーの中で以下のようなやり取りがありました
 (私の記憶の中のやり取りですので実際には少し違うと思います)。

  松井:
  ・・・われわれ三人(山井議員、福山議員、私)も
  今日は国会議員という立場を超えて、議論させてほしいんです。

  ナミねえ:
  いやいやそうではなくて、そう簡単に国会議員の立場を
  捨てんといてほしいんです。
  政治家は政治家として、お役人はお役人として、
  それぞれの立場で、是非がんばってほしいんです。
  皆さんにしかできないことがあるんですから。・・・

 ◆これには完全に一本とられました。
  そのとおりです。
  こういうやりとりがナミねえの真骨頂なのです。

 ◆彼女の周りには、
  改革の志に共鳴する、民間経営者、知事、国会議員、
  官僚などがたくさん集まっていますが、

  彼女は、私が知る限り、こうした人々に接するときも、
  また、チャレンジドに接するときも、ほとんど同じ態度です。

 ◆セミナーが終わったあと、40人余りの方が残こられて、
  小一時間ほど茶話会を催しました。




  ナミねえと山井さん、そして私も混ざって、
  本音の質疑応答を行ったのですが、その最後のほうで、
  チャレンジドとして参加されたある女性が発言されました。

  その方が、一生懸命しゃべっておられたとき、わたしなどは、
  情緒的な感情でいっぱいになっておりました。

  でも彼女へのナミねえの答えとアドバイスは、
  口調も内容も、例えば私に話しかけるのと全く同じだったのです。

  あっけらかんとして、でも、しっかりと励ましておられました。

 ◆セミナー終了後、ナミねえを京都駅まで送って行く途中で、
  「なんでこんなに忙しいのにいつもそんなに元気なんですか」と
  質問をしましたら、彼女の答えは、

  「私は、皆さんにしゃべりかけていると、
   皆さんからパワーをもらえるんですよ。
   だからしゃべる前よりそのあとの方が元気になるんですよ」

  とのことでした。

 ◆でも、パワーをもらったのは
  私や山井さんも含めて会場にいたみんなでした。

 ◆100数十名の参加者のうち、半分くらいの方が
  アンケートに答えてくれて、

  一通の例外もなく皆さん、中身に大満足
  (会場の立地や運営などについてのご批判はありましたが)。

  アンケートに答えてくれた人のうち半分以上の方が
  コメント欄にぎっしりと感想を書き込んでくれました。

 ◆早速、ナミねえと交渉し、6月の半ばには、山井さんともども、
  有志で、六甲アイランドのプロップステーションに
  見学に伺うことにいたしました。訪問報告

 ◆ナミねえ、そして今回のセミナーを支えてくださった皆さん、
  本当にありがとうございました。

  今回のセミナーの模様は、いずれ、
  私と山井さんのホームページに何らかの形で
  アップさせていただきたいと思っています。

  今後も、こうした形式で、継続的に政策対話集会を
  持ちたいと思います。

 ■次回の政策対話は、
  7月19日の午後6時から烏丸丸太町の
  ハートピアにて、
  船井幸雄先生を講師にお招きして行います。


 ◆なお、今回は入場無料にし、
  会場経費など皆さんのカンパで賄わせていただきましたが、
  次回以降は、当日会場にて一定の入場料を頂戴し経費にしたいと
  考えております。

  ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。

  今後のテーマや運営について皆様のご意見を歓迎いたします。

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       第55幕  2002.5.28(火)発行  (配信数:1338部)


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