
皆さん、こんにちは。
松井孝治です。
最近の年金問題、イラクでの自衛隊の
多国籍軍入りの問題は、典型的な
「旧来型」政治をさらに悪化させるものだと思っています。
年金問題については、このメールマガジンで
ずっと主張してまいりました、構造的問題点に加えて、
厚生労働省は、政府の試算の前提を崩すことになる
出生率1.29という新しい数字については
年金法案の国会審議がすむまで
公開してこなかったことがわかりました。
これまでの長年の保守政治でも
慎重に扱ってきた「多国籍軍」への自衛隊参加については、
小泉さんはブッシュ大統領との「友情」に
配慮されたのでしょうか、
いとも簡単に首脳会談でOKを出され、
その後あわてて官僚レベルでつじつまあわせを
行おうとしている様子が手に取るようにわかります。
抜本的な構造改革を要する年金問題については、
本来消費税増税まで含めて責任ある改革案を
作らなければならないのに、
出生率もふくめて
数字のつじつま合わせに終始するなど
問題を「先送り」し、
自衛隊の多国籍軍参加のように
きちんと国会で議論すべき問題については、
与党内での議論まで後回しにして、
ブッシュ大統領との関係を重視して「なし崩し」に決定する。
やはり、このままではこの国の政治、社会は
おかしくなってしまうのではないでしょうか。
年金問題を含めて社会保障の受益と負担の
あり方については、保険料の水準と、
消費税に代表される税による負担まで含めて
本質的な議論が必要ですし、自衛隊の
多国籍軍参加については、まず、わが国として
集団的安全保障をどのようにとらえるのかを
明らかにすることが必要でしょう。
私は一国平和主義的立場をとりませんが、
むしろ、それゆえにこそ、憲法上、自衛権や
国際平和協力業務を明確に位置づけるということなしに、
その場その場で、指揮命令系統も異なるのに、
「同じ仕事をするのだから」ということで拡大していく
姿勢には危険なものを感じます。
明日から、私たち政治家は参議院選挙期間に入りますが、
皆さんには冷静に未来を展望したご判断を
いただきたいと存じます。
この間、私は皆さんにひとつの書物とひとつの
映画をご推薦したいと存じます。
○最近ベストセラーになりつつありますが
「茶色の朝」(フランク・パブロフ著、千円)。
○限定上映ながら全国にじわじわと感動を
広げつつある「ほたるの星」
(関西エリアでは、ユナイテッドシネマ大津(大津パルコ7F)
にて上映中、東京では新宿東口の武蔵野館にて
上映中だったと思います(東京エリアの方はご確認ください))。
それでは次は、7月12日の週に、またメールさせていただきます。
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