
皆さん、こんにちは。松井孝治です。
報道は小泉さんの北朝鮮訪問問題一色です。
◆ともかく5人の方々が帰国された事実は
率直に喜びたいですし、今回の交渉により、
重い扉のひとつが動いたこと、
日朝関係を現状のままにしておくことの
安全保障上のリスクが短期的に
幾分軽減されたことは事実です。
◆しかしながら、昨日のテレビで、
山崎官房副長官が
午後の会談を続けなかった理由として、
主導権は、北朝鮮側にあった旨発言されているほか、
新聞報道では、
10名の方々の再調査についても主導権は、
北朝鮮側にある旨発言されていることからも、
この会談が、北朝鮮ペースで進められたことは
十分に推測できます。
永田町では、小泉さんの訪朝は
当初、6月と噂されていましたが、
小泉さんは、年金問題など国内政局に配慮して、
急遽訪朝を前倒ししたのではないか、
その結果、北朝鮮側から足元を見られて、
終始、北朝鮮ペースで会談が行われたのではないか
という分析が一般的です。
◆ジェンキンス氏とお二人のお嬢さんの問題は
むしろ日米関係の問題ですが、
・10人の方々の再調査のあいまいさ、
・特定失踪者について言及がなかったこと、
・核問題についての進展のなさ、
・どうみても見返りと評価されるような形での
人道支援を数値入りで約束したこと、
・何よりも北朝鮮がピョンヤン宣言を遵守する限り
経済制裁を行わないと約束してしまったこと
などを総合的にとらえると、
明らかに外交交渉としては
大きな失点を抱えた合意といわざるを得ません。
◆昨日、私は、
これで小泉政権を取り巻く「潮目」が
変わる可能性があるのではないか、と思いました。
自分自身が経験したことで申し上げると
行政改革や対ロシア政策で党内の求心力と
国民人気を保っていた橋本龍太郎政権は、
97年9月の無投票総裁再任後の、
内閣改造において、佐藤孝行氏の入閣を図り、
その後の混乱の中で、明らかに求心力を失いました。
あの騒動を境に、
私も関与させていただいた「橋本行革」案は、
党内と霞が関の、抵抗に継ぐ抵抗に逢い、
見事に骨抜きにされたほか、
経済も山一證券の破綻を引き金に
急速に破綻への道を転げ落ちました。
あの時、私は、
行革事務局勤務の中で、
政治における「潮目」が変わるときの、
何者も抗しがたいような流れを、
身をもって体験しました。
◆しかし、「潮目」が変わるには、
野党の攻勢など、
政治的運動が重要な役割を果たすことは
いうまでもありませんが、
それだけでない何か、
すなわち、国民世論のうねりのようなものが、必要です。
本日のマスコミ各社の世論調査の結果は
小泉政権に好意的なものでした。
5人の被害者家族の皆さんや
それを迎えられるご家族の方々の映像の印象、
また、家族会の方々の小泉総理へのご批判に対する
各方面の反応などさまざまな要素が
からみあってのものなのでしょうが、
正直言って私にとっては
ちょっと予想外の調査結果でした。
◆今週には、
国会において、党首討論が行われる可能性もあります。
私たちは、
今回の訪朝の問題点を、国民の皆さんにしっかり説明して、
東アジア地域の平和と安定という、
わが国の外交・安全保障政策上の最重要課題の
解決のあり方が、このような形でよいのかどうか、
国民的な議論を、しっかりと重ねていかなければならない
と考えています。
◆おりしも、多くの支援者の方々に
ご心配をおかけしましたが、
先週、民主党では岡田新体制が発足しました。
今、政治家が心がけるべきは、
国民的不信のきわみにある年金制度改革に向けて
全身全霊で取り組むこと、
そして北朝鮮問題のような外交・安全保障問題については
党利党略や政治的思惑を超えて国益を守るために
毅然とした姿勢で取り組むことです。
岡田さんという方は
いまどき役人でもこんな人がいるかなと思うぐらい、
本当に「愚直」な「硬骨漢」であり、
小泉さんのような
器用なパフォーマンスとは無縁の方ですが、
逆にそのような人がリーダーになることによって
日本の政治を変える時計の針を、前に動かすことが
可能になるのではないかと私は期待しております。
民主党新体制では、私は、
仙谷由人(せんごくよしと)政調会長の下で、
従来どおり、
政調副会長、
「次の内閣」官房審議委員、
行政改革調査会事務局長をつとめるほか、
藤井幹事長、樽床伸二団体交流委員長の下で
団体交流委員長代理をつとめることといたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
◆本来、先週のメルマガで説明しようとしていた
特区については、まだホームページで議事録のアップが
行えていないこともあり、次回メールマガジンにおいて、
「官僚論」とともに触れさせていただきます。
◆<お知らせ>◆
☆テツローが跳ぶ2
私の尊敬する同志で、
民主党の政権公約立案者としても有名な
福山哲郎参議院議員が、来週末に政策集会を開催されます。
私も参加するつもりです。
■日時 :2004年6月5日(土)
17:00受付/18:00開会
■会場 :国立京都国際会館 メインホール
京都市地下鉄「国際会館」下車徒歩3分
■会費 :500円
■主催 :福山哲郎後援会
■応援ゲスト:稲盛 和夫氏
(京セラ株式会社 取締役名誉会長)
コシノ アヤコ氏
(ファッションデザイナー )
枝野 幸男氏 (衆議院議員)
玉置 一弥氏 (衆議院議員)
まえはら誠司氏(衆議院議員)
やまのい和則氏(衆議院議員)
泉 ケンタ氏 (衆議院議員)
松井 孝治
■申し込み
⇒http://www.fukuyama.gr.jp/top/tobu.php
お問い合わせ
⇒ f-kyoto@fukuyama.gr.jp
なお福山さんは最近、毎日欠かさず、その政治活動を
メールマガジンで報告されています。
政治の生の姿、福山さんの志があふれる文章です。
<テツロー100日日記>
※登録はこちら
http://www.fukuyama.gr.jp/magazine/regist.php
京都府選出の民主党参議院議員、
福山哲郎が日々感じたことや
政策などを毎日配信しています。
<携帯サイト開設> 空メールより登録
t@29fuku.jp
<公式ホームページリニューアル>
http://www.fukuyama.gr.jp/top/index.php
◆京都・統治構造研究会◆
次回は6月5日土曜日の
午後1時半からいつもどおり京都テルサにて開催します。
●日 時: 2004年6月5日(土)
13時30分〜16時00分
●場 所: 京都テルサ 2F中会議室
http://www.kyoto-terrsa.or.jp/
●テーマ: 意思決定のメカニズム/現状と課題
●ゲスト: 予定しております。
お問い合わせ: 京都事務所 075-213-6648
e-mail: info@matsui21.com
詳しくはこちら
http://www.matsui21.com/m/taiwa/04/4_10.html
◆六本木での統治構造研究会◆
約二ヶ月お休みを頂き、
7月末にも参議院選挙総括の意味を込めて
第6回を開催させていただく予定にいたしております。
|