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第120号 2005.07.29

 
  皆さん、こんにちは。
  松井孝治です。

  このところ政局が緊迫の度を高め、
  「郵政解散」が相当現実味を帯びてきています。

  (私の郵政問題についての見解は…
   http://www.matsui21.com/melma/05/116.html
   をご参照ください。)
 
  この状況で解散になれば、
  またとない政権交代のチャンスですから
  大いに結構なことなのですが、

  他方で、道路公団の橋梁談合問題で
  現職副総裁が逮捕されるという異常事態のもとで、

  国会が国民の税金の無駄遣いや
  その背景となっている天下り構造に
  メスを入れられないのは誠にふがいない限りです。

 ◆参議院決算委員会で
  私も参加してまとめた議員立法である
  会計検査院法改正案も
  郵政問題のあおりをうけて
  会期末にずれ込んできております。

  (なんとか来週には参議院で成立させたいと思っています)

 ◆また、戦後60年の節目の夏、
  しかも、
  近隣諸国の日本への信頼が揺らいでいるこの時期に、
  いまだに
  歴史認識や戦争総括について各種の議論が残っているのに、
  国会や内閣が郵政にかかりきりになって
  その点についての議論が行われていないことも極めて残念です。

 ◆10年前の村山談話や
  衆議院における戦後50年決議において触れられた歴史認識、
  戦争総括の上にさらに未来志向の、
  きちんとした戦後60年国会決議ができることが
  もっとも望ましいことではありますが、

  せめて民主党だけででも
  内容のある戦後60年談話を出さなければ
  と考えています。

 ◆ 村山談話についての今年1月の私のメルマガは
   こちら→ http://www.matsui21.com/melma/05/108.html
 
   そのメルマガについての岩見隆夫さんのコラムは
   こちら→ http://www.matsui21.com/media/05/04_12.html

 ◆道路公団に話を戻すと、
  どうやら道路公団内部で検討されていた
  公団役職員の天下り規制は
  法的裏づけのないものになりそうです。

  ○国家公務員の天下り規制は法律による規制ですが、
   それでも脱法的な事例の存在が指摘される中、
   道路公団が法律の裏づけのないままで
   天下りに自主規制を行うといっても、
   結局、「やったふり」で実効性に欠ける対応に
   なるのではないかということ、

  ○他の類似の公団など特殊法人、独立行政法人は
   規制がなくてよいのかどうか、

  ○そもそも法律なしで憲法に規定する
   職業選択の自由を制限することが
   法治社会として適切かどうか、

  など、
  私としては道路公団のみ「天下り」自主規制で
  お茶を濁すやり方には、はなはだ疑問があります。

 ◆そんな中で、私が発議者となって
  道路公団など特殊法人等の役職員の天下りを規制する
  議員立法を作成することとし、
  さる水曜日の民主党「次の内閣」で、
  その方向性につき了承を得ました。

 その内容をご紹介させていただきますと、

  道路公団に象徴されるような
  特殊法人や独立行政法人の役員および職員も、
  国家公務員と同様、
  離職後の2年間について、
  離職前5年間に在職していた機関などと
  密接な関係のある営利企業に再就職することを
  規制しようという法案です。

  実は、独立行政法人には、
  その役員、および、職員に
  国家公務員の身分が与えられているもの
  (特定独立行政法人と呼びます)と、
  そうでない非公務員型のものがあります。

  また道路公団などの特殊法人の役職員は
  公務員身分は与えられていません。

 ◆私のかかわった橋本行革において、
  公務員身分を持つ独立行政法人には、
  天下り規制をかけたのですが、
  公務員身分を持たない独立行政法人と、
  特殊法人には天下り規制がないのです。

  そんな状況ですので、
  特殊法人や非公務員型の独立行政法人の役職員は
  退職の翌日から、
  ファミリー企業にでも
  特殊法人等が巨額の発注を行っている利害関係企業にでも
  ただちに就職できるわけです。

  こうした構図が、
  広い意味での官製談合や税金の無駄遣いの温床を
  作っていることは火を見るより明らかです。

 ◆今回の法案では、
  特殊法人や独立行政法人の役職員はすべて、
  業務を厳正に行うため、
  公務員並みの天下り規制に服してもらうことします。

  もっとも、職員の方々の中には、
  事業発注の権限などとは無縁な
  事務職の方々や、中には
  清掃や警備のような仕事をしておられる方々もおいでですから、
  すべてを一律に禁止することは必ずしも適切ではないので
  厳格な個別審査により問題がなければ
  規制期間内でも再就職を認めることとします。

 ◆その場合、お手盛りにならないように、
  公務員の天下りを審査している人事院の
  チェックをかけることとします。

  本当に2年間の規制期間で十分かどうか、
  人事院に厳格なチェック能力があるかどうか
  疑問の声もありますが、

  その点は、公務員の天下り規制の強化と一体的に
  さらに、厳格な公務員制度改革を
  マニフェストとして有権者に提示する
  必要があると思います。

 ◆当面、今国会において特殊法人等の天下り禁止法案を
  民主党議員立法として提案するため
  週末も使って法案の条文を作成いたします。

  皆さんのご意見をいただければありがたいと思います。

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  ○おすすめ
  夏休みに入りましたので本日はお奨め映画を三本。
 
 おすすめ映画 1
     「トントンギコギコ図工の時間」

   東京都品川区立第三日野小学校の「図工の時間」を
   取材したドキュメンタリー。

   主役は小学校の児童。
   図工の時間を通して
   自分の手でものを作り出す喜びを発見する
   子どもたちの目の輝きに感動。

   私は息子と一緒に観にいきました。
   親子で観るのがお奨め。

   実は私がこの映画を見に行ったとき、
   その会場に、映画全編にわたって登場する
   図工の内野務先生がおいでで、
   サインをもらったのがきっかけで
   メール交換がはじまり、
   来週月曜日に学校にお邪魔することになっています。

  *東京では、東中野駅西口北側徒歩1分の
   ポレポレ東中野で連日午前11:10から上映中。

  *8/6(土)、8/7(日)
  『キンダーフィルムフェストきょうと
            京都国際子ども映画祭』
   にて上映決定!

  <キンダーフィルムフェストきょうと 
             京都国際子ども映画祭>

   ◆上映会場 : 京都・京都市国際交流会館
   ◆上映日時 : 8/6(土) 15:15より
             8/7(日) 10:00より

◆お問合せ 075-212-8612 (キンダー事務局)
    http://www.tontongikogiko.com/

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 おすすめ映画 2
        「ニライカナイからの手紙」

   ストーリーは言わぬが花。
   母の娘への思い。
   母の手紙を励みに育つ娘。
   島の人情。
   ラストで会場の大の男がみんな鼻水すする。
   郵便局についても考えさせられる。

   東京ではとりあえず上映終了。
   京都では京都シネマにて上映中。
     http://www.dreamcity.jp/stage/cinema/

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 おすすめ映画 3
        「ヒトラー最期の12日間」

   日本にとっては戦後処理のお手本といわれるドイツ。
   ナチスが悪で、ドイツ国民は犠牲者と。
   でも秘書の目から見たヒトラーはどんな人間だったのだろう。

   狂気と弱さ。
   腰抜けの側近たち。
   最後の実写の元秘書の女性(故人)の台詞が、考えさせられる。
 
   東京では渋谷シネマライズなど
   京都では京都シネマにて上映中
      http://www.hitler-movie.jp/

 

<第120号  2005.07.29発行>

     
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