第164号  2007.11.08

  皆さん、こんにちは。
  松井孝治です。

 ◆このたびの自民党・民主党の党首会談、
  そして いわゆる大連立や 小沢代表辞意騒動をめぐり、
  多くの国民、支援者の皆様にご心配をおかけしたこと、
  私からも 深くお詫び申し上げます。

  私は、選挙というプロセスを経て、
  政策合意が形作られての 連立政権の樹立であれば、
  民主政治がとるべき選択肢の一つであることは
  間違いないと考えています。
  また、色々な意味でねじれている、すなわち、
  自民・民主両党に 政策的に遠近両様の人材がねじれて存在する
  今の政治体制を 正常化するために
  政界再編も 否定すべきではないと思います。

 ◆しかし、政官業癒着のシンボルとも言える防衛省問題、
  守屋前事務次官や疑念をもたれている関係者の
  証人喚問も控えている中で、
  いかに重要とは言え、自衛隊の海外活動の条件や内容という
  単一政策の見直しだけを契機に
  (年金など社会保障政策や、税財政、行政改革等の重要政策
   については そもそも議論さえも行われていない)
  大連立をめぐって 拙速な動きが行われたことは、
  率直に申し上げて極めて残念でありました。

 ◆しかし、この段階での大連立の可能性は、
  民主党内で明らかに否定され、
  小沢代表も、完全に公開された両院議員総会
  及びその後の記者会見で 相当程度詳しく、
  この間の経緯を説明し、国民の皆様に陳謝されたと思います。

  民主党が受けたダメージは想像以上に
  大きく深刻であるとは思いますが、
  ここはもう一度、党が一致結束して、
  有権者の皆様の負託に応えていくことしか、
  信頼回復の道はないと思います。

 ◆本日(11月8日)、
  私も担当NC大臣としてかかわった、
  被災者生活再建支援法改正案が
  参議院の災害対策特別委員会で可決され、
  被災世帯の住宅本体の再建に国費支援が行われる
  という画期的内容の法案の成立が 確定的になりました。

  これも、皆さんのお力で、
  参議院でわれわれ民主党が多数をいただき、
  与党に先立ち議員立法を提案させていただき、
  そのことが与党内での類似の議員立法の立案を後押しし、
  最終的には与野党の枠を超えて、
  私有財産である住宅本体への国庫補助という、
  長年タブーとされてきた事柄を 
  政治の力で実現できたものと考えます。

  私としても三年前の台風23号災害の
  被災者の方々の絶望的な状況などを 体験してきただけに、
  ようやく本格的な被災者支援に道が開かれたことには
  感慨ひとしおです
  (同時に23号被害や阪神淡路大震災など
   過去の被災者の皆様に対しては
   ここまで時間がかかってしまったことは申し訳ない思いです)。

 ◆このように、国民生活上必要不可欠で
  与野党対立になじまないもの
  (B・C型肝炎対策などもそうかもしれません)については、
  今後とも積極的に 与野党を超えて政策協議を行う必要があることは
  あらためて申し上げるまでもありません。

 ◆しかし、だからと言って
  何でもかんでも与野党協議で妥協案を作ればよい
  というものでもありません。
  小沢代表からも申し上げておりますように、
  足して二で割る妥協的解決では、その場の収まりは多少よくても、
  かえって物事の本質的変革から遠ざかる場合が多いこと
  を忘れてはなりません。
  
  一例を挙げれば90年代半ばの村山政権です。
  他の政権同様、「自・社・さ」連立の村山政権にも
  功罪双方がありますが 結局同政権において、
  政策の本質的な変革はほとんど(一つを除いて)
  なかったと思います。

 ◆あくまで本質的には、政権交代可能な二大政党制を作り、
  「もたれあいと惰性の与党」、
  「無責任な批判を繰り返す野党」、
  という構図を互いに根本的に改め、
  少なくとも二つの政治勢力が
  健全かつ責任ある政策競争を行っていく体制
  を作ることが必要であります。

 ◆私個人としては、
  その二大政党制を作る過程において
  政治家が官僚におんぶにだっこの
  「官僚内閣制」=現状の政府与党体制を、
  社会から広く登用した政策スタッフ(含む官僚)を使いこなして、
  国民との約束を実現する政治主導体制、
  いわば「国民内閣制」に変革することが
  自らのライフワークです。

  だからこそ私は、公務員制度改革にこだわり、
  また、マニフェスト運動にこだわっているのです。

  そして、それ(=国民内閣制)を実現する王道は、
  選挙を通じた民主党政権の実現にあるという思いは、
  本日現在もなお変わりません。

  ご批判を糧として今後とも微力を尽くして参ります。


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    第164号  2007.11.08 発行  (配信数:2905部)
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