第165号  2007.11.17

  皆さん、こんにちは。
  松井孝治です。

 ◆一昨日(15日)の参議院外交防衛委員会における証人喚問の中で、
  守屋武昌証人から山田洋行の宮崎元専務の宴席に
  額賀財務大臣、久間元防衛大臣が同席していたとの
  証言が行われ、またもや永田町には激震が走っています。

 ◆守屋前次官が、防衛庁と極めて密接な利害関係にある会社から
  300回もゴルフ接待を受けていたのは、
  明らかに公務員倫理法・公務員倫理規定違反であり、
  防衛庁・防衛省生え抜きのエースにはあるまじき、
  極めて深刻な問題です。

 ◆しかし、そのことと政治家の同席というのはやや異質の問題です。
  閣僚経験者がその場に同席していたとしても、
  そのこと自体には何ら違法性があるわけではなく、
  単に宴席同席だけの理由で、ここまで大騒ぎにはならないのです。

 ◆一連の大きな報道にはもちろんしかるべき理由があります。
  すなわち、守屋前次官の立件も視野において
  捜査当局が動いているといわれる状況で 、

  宴席に、疑惑の渦中の守屋前次官と逮捕された宮崎元専務がいて、
  そこに大物防衛族議員が加われば、

  まさに絵に書いたような、
  防衛利権にからむ政官業の癒着構造を象徴する図式そのものであり、

  これほどわかりやすい絵柄(えがら)はない
  というのがマスメディアの主張です。

 ◆しかし、ここで注意しなければならないのは、
  この三者が宴席に同席したという事実のみでは
  犯罪の構成要件にならないということです。

  政治家が防衛装備品調達疑惑に関与していたという
  疑念があればそれは大いに糾弾・追及されるべきことですが、
  もう少し具体的な根拠が必要です。

 ◆私は、少なくとも、額賀さんが、米国国防省高官を囲む
  それなりの人数が参加した会合に顔を出した、
  そこに、守屋前次官や宮崎元専務も
  同席していたという理由だけでは
  それほど大騒ぎするような問題にはならないと思います。

  しかし、同時に、
  そのことをむきになって否定することの理由もよくわかりません。

  この件が何か別の案件へとつながっているようなことがあれば
  別でしょうが。

 ◆いずれにせよ今世の中に出ている情報だけでは、
  週刊誌的には疑惑が成立するのかもしれませんが、
  全く情報不足で冷静な判断を下せる状況ではありません。

  だからこそ、わが党として、そのあたりを国会の場で、
  額賀さんや久間さんにも委員会にきちんと出てきていただいて
  できるだけ具体的に議論すべきだと主張しているわけです。

  額賀さんや久間さんにとっても
  説明責任を果たすよい場になるのかもしれません。

 ◆また、私は、守屋前次官と一度も話をしたこともありませんし、
  守屋さんの肩を持つつもりは一切ありませんが、
  どうも「守屋憎ければ袈裟まで憎し」、

  守屋さんが怪しければ守屋さんと会食した人間すべて怪しい
  といった風潮があるとしたら、
  それはそれで問題ではないかと懸念します。

 ◆逆に言えば 守屋さんはそのことを計算済みで、
  何らかの意図を持って あえて額賀さん、久間さんという
  名前を出したのかもしれませんが。

 ◆防衛調達というのは
  安全保障上の理由で 最も随意契約などが行われやすい、
  すなわち 利権構造が生じやすい調達費目であり、
  その点にしっかりとメスを入れるべきという点は、
  まさに 私もこれまでからずっと主張してきた点であります。

 ◆同時に、しかるべき根拠のない、レッテル貼りのような議論は、
  かつてのレッドパージを髣髴(ほうふつ)とさせるものがあります。

 ◆今こそ、政治家にもメディアにも、冷静で根拠のある議論、
  そして良識とバランスある対応が求められると思います。


  ◆◆ お知らせ ◆◆
 
  ☆「京都版映画を観て語る会」第1回会合

  東京で、番外編も含めれば20回を超える例会を開催してきました、
  「映画を観て語る会」の京都版を発足します。

  11月23日(金・祝日)午後5時から
  COCON烏丸3階、京都経済倶楽部サロンにて、
  懇親会(「語る会」会費制)を行います。

  懇親会の前に課題作を各自で見てきてもらい、
  その作品の感想などを述べ合いながら懇親を深めるのが
  会の趣旨です。

  今回の課題作は 以下のとおりです

  メイン作品「犯人に告ぐ」
   (同日午後2時45分から懇親会場と同じCOCON烏丸3階
    の京都シネマにて上映)

  若しくは
  「ミッドナイトイーグル」
  「やじきた道中 てれすこ」
  「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

  のいずれかを鑑賞の上で、懇親会にご参加いただきたいと存じます。

  ゲストに寺脇研氏
  (京都造形芸術大学教授・映画評論家)をお招きします。

  お問い合わせ、申し込みは発起人の一人でもあります
  松井孝治事務所(info@matsui21.com)までお願いします。


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  ●京都から、この国のかたちを変える。●
   第165号  2007.11.17 発行  (配信数:2905部)
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<第165号  2007.11.17発行>

     
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